黄色は光や太陽のイメージを持ち色の中でも一番明るい色です。
黄色のファッションが好きな人は、いつも快活で、生き生きとした前向きな人が多いようです。
黄色のファッションを好むから元気パワーが得られるのか、元気だから黄色のアイテムを選ぶのか、どちらかわかりませんが、黄色は太陽を象徴する色です。
色にはそれぞれ様々な性質がありますが、この記事では黄色が持つ不思議なパワーについてお伝えします。
目次
黄色のパワーを知るとファッションコーデがより楽しくなる
色彩心理学では、黄色のファッションを身にまとうと、周囲の人とのコミュニケーショが円滑になると言われています。
黄色は太陽を象徴する色ですが、黄色を身にまとうことで自分だけでなくまわりの人も明るくします。
営業マンがレモンイエローのネクタイをして、お客様に接したところ仕事がうまくいったという話もあります。
また、なんとなく気分がさえないプチうつ状態のOLさんが、黄色のブレスレッドをしてパソコン作業をしたところ、仕事の効率が上がったとも聞きます。
ブレスレッドや、ネイルは自分の目に触れるので、脳に元気パワーがいち早く伝わるようです。
デスクの上にレモンを1個置いておくだけでも、視覚や臭覚が刺激され、仕事の効率が上がるとも言われています。
黄色のパワーは想像以上にあるようです。
ビタミンカラーについて
ビタミンカラーとは、黄色やオレンジ、グリーン、赤などですが、パプリカにはこの色が全部そろっています。
4色のパプリカを使った料理は、元気の素とも言われています。
ビタミンカラーの食材を食べると元気が出るように、ビタミンカラーの洋服や小物を身につけることで元気が出ます。
何となくやる気が出ない時や気分がすぐれない時は、明るくハッピーになれるビタミンカラーをファッションに取り入れてみましょう。
黄色と相性のいい色について
センス良く装いたいときは、色相環をヒントにすれば間違いありません。
色相環とは、色のワッカのことです。
光の色である黄色を始まりとして、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫、赤、橙、そして黄色に戻ります。
黄色の隣の黄緑や橙の色を合わせると同色の色なので、派手ながらも落ち着いた自然なコーディネートになります。
一方、補色といわれる反対色を用いるとコントラストがはっきりとし、個性的なコーディネートになります。
黄色の反対色は青紫になります。
ただし、同じ比率で色を用いるとヤボったく見えるので、分量を加減しましょう。
黄色は有彩色の中で一番明るい色なので、ワンピースなど面積が広いファッションだと時と場合によっては目立ちすぎて、自分もまわりの人も落ち着かないことがあります。
補色の青紫に近い紺(ネイビー)などをカーディガンやジャケットに持ってくると締まって見え、Iライン(縦ライン)が強調され、痩せ見え効果も期待できます。
年齢を問わず黄色を着こなすには
カジュアルファッションでトップスに黄色を用いる場合は、ボトムスにデニムを用いると平凡ながら、間違いなくバランスが良いコーディネートになります。
この組み合わせだと、10代~60代まで抵抗なく黄色を取り入れることができます。また、上品に黄色をまとめるなら、爽やかさのあるレモンイエローの丈の短めのブラウスなどに、ベージュやグレー系統のパンツを合わせるのがおすすめです。
ベージュやグレーは、自己主張しない色なので品よく見えます。
黄色が体に及ぼす効果
黄色は自律神経に作用し、副交感神経を刺激して食欲を増進させ、消化器系の働きを活発にします。
また、内分泌に働きかけ、成長ホルモンの分泌を促します。
黄色は食べ物をおいしく見せる色
黄色やオレンジは、胃腸の働きを活性化させ食欲を増進させる色です。
不思議なことに、体内の臓器はそれぞれ色が微妙に違います。
臓器の色と、外からの波長が共鳴しその働きを活性化させます。
基本的に臓器は青や緑の寒色ではなく、黄や橙などの暖色なので 食器や証明なども黄色や橙色(オレンジ系)にすれば、食欲が増進します。
街角のファミリーレストランが、外装や内装に黄色やオレンジ色を使っているのは、お客様の食事が進むからですが、もう一つは黄色やオレンジ色が、コミュニケーションカラーと呼ばれる色だからです。
現在ではウイズコロナで、テーブルを囲んでおしゃべりしながらの食事は控えなければなりませんが、家庭などでの食事でも黄色やオレンジ色のテーブルコーデネートをすると、消化がよくなります。
子どもは黄色が好き?
黄色はタンポポ色とかひまわり色、ひよこ色などとも呼ばれ、保育園や幼稚園のクラス名にも使われています。
色彩のプロに「子どもをすくすく元気に育てるには何色が適していますか?」と尋ねると、黄色やオレンジ色がベターであるという答えが返ってきます。
黄色は色彩心理的に見ると、「無邪気、素直、楽観的」などを表します。
これは天真爛漫な子ども本来の姿です。
黄色い色は、成長ホルモンの分泌を促すと言われています。しかし、子どもにも個性があって、黄色のTシャツなどを好まない子もいます。
そんな時は例えば青いTシャツなら黄色のワンポイントのあるものなどを選んであげると、黄色の効果が得られます。
好きな色と似合う色は違う?
黄色はかなりパワフルな力を秘めているようなので、明日から黄色を着ようと思ってしまいませんか?
しかし、黄色が好きになっても、黄色が必ずしも似合うとは限りません。
よく知られているだけでも、黄色にはレモンイエロー、ライムイエロー、クリームイエローなどがあります。
また、日本の伝統色の中では、山吹色、カナリア色、麦わら色、菜の花色、タンポポ色、からし色などがあります。
黄色だけでなく、赤も緑もどんな色も無数の色をもっています。
ひとくくりに黄色といっても本人の肌の色にぴったりと合わなければ、元気に見えるどころか、病的に見える場合もあるのです。
まとめ
黄色のアイテムをコーデネートに取り入れると、明るく元気な気分になれますが、一歩間違うと落ち着きがないように見られてしまうこともあるようです。
品よく黄色を着こなすには、まずコーデネートの一部に少しだけ取り入れて、自分に似合う黄色を見つけましょう。
イヤリングや、ブレスレッド、マニュキア、靴下など面積の少ない部分でも黄色はかなりインパクトがあります。